グングン!
6月14日の畑。
5月20日から定植を始めた果菜類。それまでの寒さから一転、連日25℃以上の高温に恵まれました。
念のために掛けていた被覆資材を取り、支柱を立て、腋芽をとり、誘引完了。
旱魃だけが残る課題でしたが、今晩は確実に降る予報。それらしい雲が伸びています。
ズッキーニは花をつけはじめました。
不思議なもので、はじめは雌花だけしか付きません。未受粉のものは手頃なサイズまで大きくなる前に、腐ってしまいます。そこでまだ小さなうちに収穫です。ヨーロッパでは花を付けて「花ズッキーニ」として売られているようですが、うちでは花は取り「ミニズッキーニ」として主にレストランに出荷しています。ました。
昨年は、雄花が咲いても未受粉のものが多発しました。梅雨の期間は、蜂が飛べない雨の日が多いからかなぁ、と様子をみていたのですが、晴天が続いても状況は変わらず。人工授粉をしてみたら、あっさり改善。もしやミツバチ消滅?
近年使われだした昆虫の神経系に作用する殺虫剤の影響で、各地の養蜂家に被害が出ているのは事実のようです。先日会った富士見町の有機農家の方も、隣の集落の家庭菜園をやっている方も、昨年のズッキーニの話をしたら、皆一同に「まったく採れなかった」そうです。深刻な事態、「沈黙の春」。割り切って、今年も受粉作業が毎朝の日課です。21日からきっといいモノが採れるでしょう。
こちらはキュウリ。今のところ雨がないので病気も出ていません。アブラムシが少し付き始めましたが、5月中旬までの寒さの影響で発生が遅く、被害はほとんどないです。テントウムシの発生時期は例年並で、アブラムシのいる所にはかなりの確実でテントウムシの幼虫が見られます。
果菜類の畝間の緑は昨年同様リビングマルチ。ウリ科にはヘアリーベッチ、ナス科には大麦です。少雨の影響でヘアリーベッチの伸びがいまひとつですが、まあ気にしない、気にしない!
ついでにこちらは里芋。
水が好きな里芋に、この旱魃は少し酷。葉の色が優れなかったので、5日前に一度、潅水しました。
すっかり元気を取り戻しました。でも草もびっしり発芽しました。9割以上、乾燥に強いスべリヒユ。面白いものです。
こちらは薩摩芋。
例年なら雨の日の前日に植えつけるのですが、今年はいつまでたってもその日が来ないので、いろいろと工夫して植えました。
その甲斐あって、ほとんどがきれいに根付いてくれました。
そしてこちらは長芋。
毎年、青森の長芋農家に種芋を頼んでいるのですが、サービスなのか、こちらの頼んだ量の倍の本数が・・・・。
仕事量が増えるのはうーん・・・・。でも植えるしかないな、と割り切り、今年は45mの畝2本に。きれいに発芽しています。
最後にゴボウ。
今のところ、こちらも順調。
春野菜は寒さの影響でつまづき気味でしたが、夏秋ものは、例年以上に順調で、グングン育っています。
楽しみにしていてください。
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